39 蔦の道 吐月峰柴屋寺 千手の里 手越   静岡

12km       2014/11/30

低い山登り・峠越えへ


 

 謡仲間と蔦の道歩きに出向いた。JR藤枝駅から1号線を行くバスに乗る。歩きに不安ある友に配慮し、途中下車せずにトンネルまで乗る。
 トンネル右側に入る。宇都ノ谷峠に登る東海道登り口を過ごし、なお、山に入る。

 広場があり、子供らの集団がいた。子らは蔦の道登りだろうと思い、なお、奥に入る。紅葉が残る。

 右は明治・大正 時代の土木工事遺産である木和田川砂防堰堤群。オランダ人の作った物という。
 蔦の道の登り口。

 一服する間に、先ほどの子ども達に追い越される。その後について登り始める。

 坂が直線で急だ。
 「猫石」あり。

 江戸時代からあり。猫に見える石という。
 宇津の峠標高210m。岡部方面の眺め。

 在原業平の歌碑。
  駿河なる宇津の山辺にうつつにもゆめにも人にあわぬなりけり
 丸子側登り口。

 吐月峰まで、4kmを歩く。

 数十年ぶりの訪問になるので緊張しての案内。
 吐月峰柴屋寺(とげっぽうさいおくじ)

 連歌師宗長旧跡 月の名所。

 宗長(そうちょう) 私の故郷、島田の人。1448〜1532年
 自慢の借景の庭。遥か向こうの山まで我が庭という。
 茶室と庭。
 丸子の丁子屋。

 13時 今日は空いていた。

 とろろ汁定食丸子 1440円。

 バスに乗り、安倍川の右岸、手越へ。バス立ちん坊、みんな宇都ノ谷峠の帰りという。
 手越バス停から、少し戻り右に入る。

 少将井神社お参り。千手の石像。

 バスでJR静岡駅に。最後の将軍慶喜の隠居所に寄ろうと思ったが、バスを降りた時には忘れ行き損ねた。何時もの通り在来線で帰る。
 能 千手:捕まった重衡の前に現れた、千手。二人が心通わせるのも束の間、夜明けとともに、別れの時はやって来る。
千手:駿河国手越長者の娘。器量が良く、温和な性格の女。源頼朝の官女で北条政子付きの女房にも。
    平重衡の世話役となり仲良くなる。
    『平家物語』:千手は出家、善光寺に入り重衡を弔っている、とも。また、尼となり、白拍子村(現在の磐田市野箱)で24年の生涯を閉じるまで、重衡の菩提を弔ったという。
重衡:清盛の5男。奈良東大寺を焼く。一ノ谷で捕まる。
    鎌倉に送られる。源頼朝の持て成しを受けるが、東大寺の要求に、木津川畔にて斬首。奈良坂にある般若寺門前で梟首。
 

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