6 村積山   愛知

 22km      1998/11/23 作成 2003/08/17

低い山登り・峠越えへ


 

 愛知県岡崎市に村積山(むらづみやま)があり、歩いてきた。名鉄東岡崎駅から「奥殿陣屋(おくとのじんや)」行きのバスで終点まで行くと、整備された奥殿陣屋があり、登山道がある。ここから往復するのがよいと思う。 山道は片道3,40分。
 私は、歩いて滝山寺、岩津天神、真福寺をお参りし、恵田町、丹坂町の山道を越え、奥殿町に出て、奥殿陣屋から登った。(5万分の1地図を見て)
 奥殿藩は1万6千石の親藩だった。場内には、書院、金鳳亭、蓬莱の庭、資料展示室、花火資料室、玄々斎宗室生誕碑(裏千家)、歴代藩主の廟所がある。
 奥殿陣屋の登山道入り口に、曙塚がある。芭蕉の句碑である。「大庄屋であった加藤善八郎が好んだ句で、海保忠典が書き、明治初年に建てられた」と説明があった。

    「曙や まだ朔日に ほととぎす」  芭蕉

    「曙や まだ紫に ほととぎす」  芭蕉 と言う句もある。

 頂上までは、30分で着く。標高256mの低い山であるが、三河富士とも呼ばれ、地元では親しまれている山だ。持統上皇が三河へ行啓 の時(8世紀初め)、全山満開の桜を御覧になり「花園山」と命名したと言う。
 地元の郷社村積神社は、村積山頂に木花開耶媛命(このはなさくやひめのみこと)、大山祇命(おおやまずみのみこと)、大巳貴命(おおみたかのみこと)の三柱を祀る歴史の古い由緒ある神社である。
 展望台も整備されていた。私は、なお、南に下り、奥山田町、今、北斗台と言う新興住宅団地へ降りた。
 

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