初めに     第88番大窪寺から第1番霊山寺まで

期間 2002/10/27〜2002/12/10  歩いた距離 1295km

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 お遍路には不思議な力があって、また、歩きたい気持ちにさせるらしい。2002年8月、サラリーマンを終えてみると、遮二無二、歩きたくなった。早速準備を始め、9月には準備完了。ただ、10月に謡の師匠の 企画による養老、伊吹山、班女の里、熊坂長範の物見の松などを尋ねる2泊の集いがあったので、10月下旬の出発となった。

 親は女房の母親が、ただ1人、元気ですが、すでに、3人がない。また、サラリーマンを終える直前に、若い働き盛りの同僚が、2人、癌で、あっという間に亡くなった。この身近にあった人達の供養を四国巡礼の中で、してこようと思った。

 最近、体力が目に見えて衰えてきた。歩くことを続ける意志は旺盛ですが、やりたいことは、即、やっておかないと出来なくなるぞ、と天の声に脅かされて、掛け軸への記帳をして貰いながら、通しで、逆打ちに挑戦することにした。(途中、2日間、帰宅が必要な仕事があるので、1回だけ中断の予定)

 白峰寺の裏にある崇徳天皇陵は静かに、目立たずにあるが、先回、お参りした時、あまり広くない玉砂利の中に、1束の菊の花が供せられていた。感激した。今回も、私は、ぜひ、この陵はお参りしてこようと心に決めた。

 中務茂兵衛先達の道標、古い仏像、面倒を見る人の無くなった古いお墓などを、たくさん写真に納め、建っている場所を含め記録し、また、逆打ちは道に迷うと言われているので、私が迷った、間違えた箇所を記録してこようと思い出発した。

 先回の経験から、荷物は、努めて少なくして、リュックは6kg、頭陀袋代わりのカバンに水筒を含み3kgとした。寄り道は出来るだけ避けて、山の歩き道はトンネルに、バスの使用は、少しはOKのつもりで、巡礼することにした。

 

 *太字表示箇所:私が道を間違えた場所、その原因と思える事、反省事項を表す。

 *出会ったり、同宿のお遍路さんは、団体さん抜きの数値です。

 

 

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