67 滝山寺 火祭り   愛知

6km       2008/01/26

その他


 

 滝山寺本堂。鬼祭りで有名。天下泰平・五穀豊饒を祈る、鬼の面を着けた子供を中心に松明を持った鬼達が暴れる勇壮な祭り。

 滝山寺は天台宗。7世紀後半に創立され、源頼朝の従兄弟の寛伝(かんでん)上人がいたことで、頼朝によって大伽藍が建立された。

 その後、3代将軍家光が東照宮を造営し,幕府の保護を受けてきた。日光、久能山と共に権勢を誇った。

 三門(仁王門)は,三河最古の三門。門内の仁王像は運慶作と伝えられる。
 自宅から、3kmあり。渋滞を予想して歩いた。が、渋滞はなかった。

 境内には、店が出ていた。

 十二人衆は祭りで、庭まつりを演じたり、準備などでも重要な働きをする。男だけの祭り。

 2週間だったかしら?、精進するんだそうです。肉は食わない、女と寝ない、を守るという。

 庭まつりが始まる。

 本堂前の二本の大松明に火で灯される。

 庭まつりの二場。

 十二人衆の中の東次郎・西次郎の長刀振りが行われる。東方面と西方面の厄払いである。

 庭まつりの三場。

 十二人衆の中の福太郎と小局が僧侶達に呼ばれ、田うちから田植え、収穫までの所作を演じる。

 福太郎と小局は、兄弟だが、仲が悪くいつも反対の行動をするんだそうだ。鍬を担ぐ肩が違う。

 火祭り、鬼祭りの本番。

 まずは、松明の登場。

 拍子木の合図で、鐘と杓杖が打ち鳴らされる。

 鬼が、面を付け、松明の男たちに囲まれ登場。孫面、祖父面、祖母面の順に現れる。

 祖父面は鉞(まさかり)、祖母面は撞木(しゅもく)、孫面は小鉞と、松明を手にする。

 

 7時半頃から15分間、鬼と火の乱舞が始まる。
 最後は、用意されている、大きな水桶に松明を突っ込み終わりとなる。

 消防士が、耐火服を着け、噴霧器様な物を背に背負い、火の粉を消していた。裏方さんの活躍、顕著。

 8時、帰路につく。雪が舞い始めた。

 

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