10 浄瑠璃寺 聖林寺 長谷寺

1994/11/23 作成 2003/06/27

京都奈良


 

 京都南部の浄瑠璃寺お参り。行基が創建。九体の阿弥陀仏を祭るための堂で、現存する唯一のもの(正面十一間、側面4間)。太陽の沈む西方浄土へ迎えてくれる阿弥陀仏を西に向って拝めるよう東向きにし、前に浄土の池をおき、その対岸から文字通り彼岸に来迎仏を拝ませる形にしたもの。
 聖林寺お参り。藤原鎌足の長男・定慧の創建で、多武峯山麓の高台にあり、山門からの展望がよく、三輪山が美しく一望できる。本尊の丈六子安延命地蔵菩薩は、貴重な石像仏として注目を浴びているが、それ以上に名高いのが、気高いその姿の天平彫刻の傑作「国宝・十一面観音立像」だ。
 長谷寺お参り。天武天皇の発願によって、川原寺道明上人が初瀬山西の丘にお堂を建立したのが始まりと伝え、これを本長谷寺(もとはせでら)と言う。そののち、聖武天皇の発願によって道明上人の弟子徳道上人が諸方に勧進し、十一面観世音菩薩をご本尊とした精舎を東の丘に建立した。これを後の長谷寺と言う。
 

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