29 千本えんま堂   京都

4km    2008/05/03

京都奈良  舞台美術館の鑑賞


 

 千本えんま堂の大念仏狂言を見に行ってきた。

 5月連休は、ジパングの割引が効かないので、在来線の往復にした。青空切符で米原まで。京都駅から、バス。最小の費用ルートにした。

 朝は、早出し、13時から15時まで見る。

 ますます費用削減に努める。一番かかるのは土産代。今は、稼いでいるので、まあ、いいか!!

 千本通鞍馬口下ル閻魔前町の千本えんま堂。正式の寺の名 引渉寺(いんじょうじ)。

 小野篁の創建、閻魔さんが本尊。お参り。

 狂言は無料。写真撮影OK。

 普賢象桜(ふげんぞうさくら)。 花は、花冠のままぼとりと落ちるそうだ。

 昔、この辺りは、刑場、葬送の場だった。この桜の散り姿を囚人に見せ、斬首を連想させることで囚人に仏心を起こさせたといわれる。

 かつてこの周辺には桜が多く、千本桜と呼ばれるほどであった。これが千本の由来という。

 紫式部供養塔。境内の西北隅にある。南北朝時代、円阿上人の勧進により建立されたとの刻銘がある。

 紫式部のあの世での不遇な姿を見て成佛させんがために建立した供養塔と伝えられています。紫式部と小野篁とは縁者との説も ある。

 雲林院の東、200mほどにノーベル賞の田中さんで名の売れた島津製作所がある。その一角に、紫式部と小野篁の墓がある。

 この辺りは、平安の昔から蓮台野(れんだいの)と呼ばれる墓地だったので、貴族の墓があってもおかしくはない。2人の墓がこの辺りにあったということは、文献上でも古い伝承として残っているとの事。

 地蔵供養池。
 鐘楼。
 開演の口上。

 今日の番組表。

 えんま庁。

 毎日、最初に演じられる狂言。本尊えんまさまへの奉納。この1番は無言劇。

 えんま法王と帳付と鬼、登場。

 鬼が亡者を引き出し虐めるが、亡者の巻物の力に勝てない。

 遂に、巻物を取り上げ、えんま法王に差し出す。

 えんま法王は、巻物を読み亡者は善人と認め、鬼を懲らしめ縛り上げ亡者に預け退場。

 鬼は、再び虐めようとするが、巻物には適わず、極楽へ案内することになる。

 寺ゆずり。台詞あり。

 寺の住職が若い僧(さんみさん 仏教では若い坊さんを沙弥(しゃみ)という)に寺をゆずる。

 が、さんみさんは、ちょんぼだらけ。

 

 美女の登場。

 おもしろく可笑しい狂言。

 靫猿(うつぼざる)。台詞あり。

 よく知られている狂言。

 靱とは、矢を入れて背負う道具のことで、中世においては猿皮をかけた靱が当時の伊達者の間で流行していた。

 「靱猿」はその猿皮靱の流行と、大道芸人ではあるが、寿ぎの祝言職としてそれぞれの旦那衆を持っていた猿曳きをからませてできた狂言。 

 子役の猿が、かわいい。
 14時半、終了。15時、18時の公演があるが、帰りを急ぐ。バスで京都駅へ。

 いつもの中華そばを食べる。

 今日、発見1つあり。

 京都駅は、東京寄りの改札口が便利と知る。近鉄には、少し歩きであり。

 地下鉄に便利で、改札口が空いている。電車も東京寄りが空いている。ただし、米原で、前過ぎて名古屋行きまで相当歩かなければならない。普通に乗って、途中の駅で、快速に乗り換え、その時、後ろの車両に移るのがいい手と知る。

 

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