6 国府宮はだか祭   愛知

3 km          2002/02/2

その他


 

 国府宮のはだか祭り。毎年、行く行くと言って行けなかったお祭りに、今回、出かけてきました。

 昼過ぎに着いた。神社の周りは、出店と、人で一杯で、歩くのも大変だった。

 とりあえず、神社まで行ったが、人で一杯。大きな鏡餅が拝殿に収まっていた。人の歩きによる砂埃が風に吹き上げられ、霞が掛かったように見える。

 大門の脇に、報道陣用の櫓が出来ていた。新聞に出る神男の周りで湯気を上げている写真を撮る為のものだ。

 広い参道、勿論、南から、本殿に向かう参道は、はだかの男たちが歩けるように、すでに、柵など出来ていて、機動隊の帽子を被ったおまわりさんの数が凄いこと控えている。我々、見物人は、柵の外から見物することとなる。その見物人のけん制のためである。

 私の近くは、参道との交差点で、ここだけロープを張った だけの所となっており、時々、参道を横断する人を通している。「皆さん3歩後ろに下がってください。」とおまわりさんがマイクでがなり付けているが、1m後ろの人は、全然耳に入らないように、びくとも動かない。逆に、見ようと前に出よう出ようとしている。

 従って、前のほうから、2,3人が少し後ろに下がっただけだ。ここだけ、随分と道の真ん中に突出している。

 これが、人の集まった群集と言うものの姿かなと、はだか男以上に興味を覚え、群衆の動きを眺めていた。しっかりした顔のおじさん達も混ざっている。サラリーマンならば、組織の管理者として立派に仕事をしている人たちだろう。

 まだ、2時前。少しは見える場所を確保して、じっと我慢の立ちんぼうを続けた。

 ふんどし姿のはだか男の少人数のグループが、時々、神殿に向かって、参道を通り始めた。3時過ぎる頃から、グループが大きくなり、次から次へと繰り出すようになって来た。どのグループも青竹の束ねたものを持っている。いろいろな色の布を巻きつけたものもある。 集落単位とか、○○青年団とか、企業とかのグループのようだ。

 時々、これを立掛け、よじ登り、見物人の拍手を受けているグループもある。4時半過ぎると、はだか男達で、参道は一杯になってきた。後で、約1万人のはだか男と聞いた。

 5時頃、水掛けが始まった。見物人にも、容赦なく、かけて廻る。水のバケツを誰が持っているか、判らない。突然、掛けられる。

 神社の前の方で、歓声と、水掛けが激しくなり、多分、神男が出てきたのだろう。1万人の男が神男を触ろうとぶつかり合っている。水は湯気になっている。

 それを眺めて、残念ながら、神男の辺りの写真は撮れない。新聞で我慢しよう。

 ここでも、外国人の見物人が目立った。外人のはだか男もいた。金山の駅では、青い目の外人さんのお坊さんが、鉦を時々鳴らしながら1日立っていた。我々よりも、熱心である。

 祭りの最後まで見るのは諦めて、引き上げることとした。明日は、鏡餅が配られるそうだ。

 

以    上        TOPへ戻る