１９　六地蔵　駒形大重神社　九品寺　綏靖天皇��丘宮跡　一言主神社　長柄神社　　奈良

20km　　　2007/09/22

京都奈良

　名古屋発近鉄特急６：３０　に乗る。近鉄御所９：０６　着。

　近鉄の「てくてくまっぷ」を、貰う。歩き始めが、南の「風の森」バス停から、近鉄御所駅付近は、自動車道から、農道に変わっている。この前は、７年前だった。この歩き順は、朝の内に、坂を登り、後、楽をする道順。

　逆順は自信がないので、近鉄御所駅から歩くことにする。弁当を買う。

　六地蔵までの新しい道を行く。どうも嫌な気がしたが、案の定、間違えた。

　１時間を要した。３０分のロス。逆打ちは、難しい。四国遍路の逆打ちで、良く迷ったのを思い出した。

　六地蔵。

　岩に、６つ、地蔵さんが、彫ってある。

　田畑を潤して多くの恵みをもたらす葛城山の清流も、ひとたび牙をむくと大自然の脅威を見せつける。この石も室町時代に発生した大土石流でこの地に流れ着いたと言われているそうだ。

　人々は度重なる災害や疫病から逃れるため、又、来世の極楽浄土を願う強い信仰心から、この巨石に六体の地蔵を彫ったという。

　駒形大重神社（こまがたおおしげ）。

　鳥居で、お参りし、次へ。

　

　共同管理で争い避け 、公平に時間を定めて水を配分するためのもの。

　大和三山の見晴らし良し。

　７年前は、コスモスが咲いていた。今日は、稲刈り。

　綏靖天皇（すいぜいてんのう　神武天皇の子、２代目）高丘宮跡（たかおかぐうあと）という。

　このあたりの支配者、葛城氏の本拠地ともいう。

　

　雄略天皇が葛城山で狩をしている時、この神が現れたので、天皇が「お前は何者だ」と問いかけた所、「私は善事も悪事も一言で言い放つ神である」と 言ったそうだ。

　雄略天皇は恐れひれ伏したが、やがて、共に狩を楽しみ、神は久米川（現曽我川）まで天皇を送って行った。その後、この神と諍いを起こし、 天皇が強く、神さんは土佐に流されたそうだ。

　時の権力者の都合の良いように作り直されている。

　謡曲「土蜘蛛」の旧跡。土蜘蛛が悪いことをしたので、退治される話。

　謡曲「土蜘蛛」の蜘蛛の故郷で、蜘蛛塚があった。蜘蛛は大和朝廷の言うことを聞かない部族の事だ。退治されたり、流されたり、また、親類となって大和朝廷に吸収されていった。

　今の天皇の母方の祖先でもある。

　

　よい子が授かる、ご利益のある木。

　

　襲津彦は武将で葛城氏の祖と仰がれている。「葛城の襲津彦の強弓の荒木に頼むではないが信頼してあなたは私の名を人に明かしたのか」の意。

　善悪を一言で言い放つ一言主神の信仰と襲津彦の頼もしい伝承とが生きている葛城の地の乙女の歌。

　長柄（ながら）神社お参り。

　「日本書紀」に、天武天皇が流鏑馬をしたと記載がある古い神社。

　昼食を取る。先回の昼食場所は思い出せない。

　江戸初期の建物、中村邸。

　極楽寺に向かったが、長い登坂で、歩く意欲を失う。

　予定の６割。

　国道へ出ればバスがあると、降りてみれば、出たばかり。次は、１時間後。コンビニで、アイスクリームを買い、地面に座り、食う。上手かった。

　帰宅、１０時だった。

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