5 岩船寺 浄瑠璃寺  京都

14km          2002/09/22

京都奈良


 

 久しぶりの古都探索。あまり暑かったので、この夏は出損ないました。

 近鉄奈良駅から、バス。9月から臨時バスがあり、少し余裕がある。シーズンオフは、バスの本数が非常に少ないので、車でないと行けない。

 岩船寺南口バス停から。降りたら目の前に、みろく摩崖仏。石仏の里だ。

 岩船寺の裏山を通る道らしい山道に入ると、まもなく、三体地蔵尊。しばらく歩くと岩船寺前。

 着いた時、方向を完全に見失う。磁石と5万分の1地図で頭の中を整理。どうやら正常に戻った。

 岩船寺をお参り。行基さんが創建。行基の創建のお寺が、非常に沢山ある。そのエネルギーに圧倒される。あじさいの時期は綺麗だろうと思われる。

 本堂の阿弥陀如来をお参り。お坊さんの解説があった。白い象に乗った普賢菩薩がおらした。謡曲に遊女が普賢菩薩になる曲がある事を思い出した。

 三重塔。紅葉の時期は、綺麗だろうなと思った。お寺を出て、石仏を拝みながら、浄瑠璃寺に向かう。

  山に入って、すぐに笑い仏への道を外れて、石段を10mほど降りると、不動明王摩崖仏。お参りする。

 笑い仏。人気のある仏さんとのこと。阿弥陀さん、上に岩が被さっていて雨の懸かりが少ないために表情がはっきりしている。笑っている。眠っている仏さんもいた。たくさんの人で、騒がしい。

 笑った仏さんを写真に撮ったつもりでしたが、大写しがない。遠くからの写真でも、輪郭がはっきりしている。

 山道はほとんど下り坂。楽に歩けて、岩船寺スタートは正解だった。

 カラスの壺。どれがカラスの壺か判らなかったが、目の前の上面に穴の空いた大石がそれだった。なぜ、カラスの壺と言うのかな。 (帰って調べた:カラスは唐臼で、臼を地面に埋めて使用したもの・・・これに似ていることからカラスの壺と言われた)

 この近くに、阿弥陀如来と地蔵菩薩あり。岩をほりこみ、灯明が供えるようになっていた。

 やぶの中三尊。地蔵菩薩、11面観音、阿弥陀如来の3仏。一番古く、1262年製で彫った人の名も書いてあるとのこと。

 真っ直ぐ行けば、浄瑠璃寺であるが、もう一回りすることにする。

 右に折れて直ぐに、首切地蔵。阿弥陀仏であるが、首周りがくびれて見えるので、このように呼ばれた。

 大門の石仏群。古い石仏、石塔が纏めてあった。

 仏谷。谷の向こうの摩崖仏。阿弥陀さんとのこと。最大の石仏だそうだ。

 バス通りの手前に、やけ仏。兵火で焼け、赤茶けたようだ。バス通りは、浄瑠璃寺まで登りのようだ。ゆっくり登ることにした。

 赤いよだれかけをかけた「たかの坊地蔵」。

 ながおのあみださん、石の屋根のある阿弥陀如来座像。

 浄瑠璃寺。阿弥陀如来が9体。9体は壮観。

 池と建物の組み合わせはバランス良く、落ち着いた形だ。ここも、紅葉は綺麗だろうと思う。

 日曜日で、臨時便があるので、すぐ、バスで奈良へ引き返す。

 少し時間があったので、久しぶりに、京都で、いつもの中華そばを食う。うまかった。

 

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