8 法隆寺 中宮寺 大安寺 法華寺 東大寺

15km     1994/11/03 作成 2003/06/27

京都奈良


 

 法隆寺お参り。聖徳太子が父・用明天皇のために建てたお寺。その後、焼け再建されている。南大門の東の寺跡を若草伽藍と呼び、現在の法隆寺の金堂や東室の礎石、石垣の一部にも若草伽藍の礎石が使われている。古い法隆寺が焼失した後、再建されたのが、現在の西院伽藍である。

 回廊の柱もエンタシスだった。夢殿もお参り。

 隣の中宮寺お参り。聖徳太子の母 の御願によって、太子の宮居斑鳩宮を中央にして、西の法隆寺と対照的な位置に創建された寺であり、尼寺であった。有名な国宝弥勒菩薩半跏像(寺伝如意輪観音)は金堂の本尊。なお、このお寺も、位置が西 側に変わっている。
 大安寺お参り。御本尊は天平時代の十一面観音。飛鳥の三大官寺の1つだった。大安寺は、聖徳太子が飛鳥の地に道場を創建したことに始まり、百済大寺、高市大寺、大官大寺と名と所を変え、平城京に移って大安寺となった。
 法華寺お参り。格式高い大和三門跡(中宮寺、円照寺)のひとつで、品格ある尼寺である。もと藤原不比等の住居であったものを光明皇后が東大寺の総国分寺に対する女人のための根本道場として建立した。

 「本堂」をはじめ現在の諸堂は豊臣秀頼の母、淀殿の寄進によるもの。本堂は桃山時代に建築された和様の仏殿で、本堂中央には厨子入りの秘仏、「木造十一面観音立像 」は、光明皇后がモデルといわれる美貌の仏像目鼻だちのくっきりした顔面、光背(こうはい)の造形など際立って個性的であり、仏教彫刻の秀作として名高い。

 帰りに、東大寺戒壇院、大仏殿、興福寺を回り、写真に良い場所を探してみた。
 

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