124 蕉風発祥の地 芭蕉展   愛知

8km       2012/11/03

その他


 名古屋博物館の芭蕉展に。

 途中、テレビ塔際の蕉風発祥の地碑、愛知県美術館の東海かな展を見て、久しぶりの博物館へ出掛けました。

 名古屋のテレビ塔。

 すっかり緑の濃い公園となっている。その北東角先に蕉風発祥の地碑。

 蕉風発祥の地碑。

 笠は長途の雨にほころび紙衣はとまりとまりあらしにもめたり、佗つくしたるわび人我さへあはれにおぼえける、むかし狂歌の才士此国にたどりし事を不図おもひ出て申侍
  狂句こがらしの身は竹斎に似たる哉   芭蕉
  たそやとばしたる笠の山茶花     野水 
  有明の主水に酒屋つくらせて     荷兮
  かしらの露をふるふあかむま     重五 
  朝鮮のほそりすすきのにほひなき     杜国
  日のちりぢりに野に米を刈る       正平

 説明

 この地は貞享元年(1684年)の冬、芭蕉が野ざらし紀行の旅の途中名古屋に立ち寄り、土地の青年俳人を連衆として、「冬の日」の巻々を興行した。 この巻々こそ遊びの俳諧より脱皮した芭蕉初めて芸術としての俳諧を樹立した記念塔なのである。その場所は「宮町筋久屋町西入る南側」、現在のテレビ塔東北の脚のあたりと推定される。

 名古屋三俳人句碑。

 横井也有(やゆう) くさめして見失うたる雲雀哉

 加藤暁台(きょうだい) 椎の実の板屋を走る夜寒かな

 井上士朗(しろう) たうたうと滝の落ちこむ茂りかな

 愛知県美術館(写真 右)にて、東海かな展を拝見。

 残念ながら、読めませんでした。

 短冊を1枚貰いました。

 名古屋博物館の芭蕉展を拝見。

 芭蕉は西行が好きだった。

 西行の歌 「潮染むるますほの小貝ひろふとて色の浜とはいふにやあらむ」の色の浜を尋ねている。

 私も、来年、奥の細道を歩く予定をしています。

 博物館学芸員 山本祐子氏による「真筆で味わう芭蕉の名句」講演を拝聴した。

 この芭蕉展を企画した方という。おもしろく聞けました。

 

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