17 滋賀 唐崎の松 日吉大社 比叡 福王子神社 大友黒主神社

1996/12/01  作成 2003/07/25

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 唐崎(からさき)神社お参り。近江八景の1つ、「唐崎の夜雨(やう)」の「唐崎の松」が境内にあった。謡曲「滋賀」、「鸚鵡小町」、「兼平」、「源氏供養」、「自然居士」、「三井寺」に出てくる。
 日吉(ひよし)大社お参り。延暦寺の守護神で、 気に入らない事があると、延暦寺は、日吉の神輿を押し立て強訴した。非常に効き目のある強訴だったらしい。謡曲「雷電」に出てくる。
 比叡山延暦寺お参り。根本中堂の内陣に「消えずの灯」があり、信長焼き討ちの時も消さずに現在まで護り続けているそうだ。西塔の釈迦堂もお参り。
 弁慶は西塔の近くに住んでいた。今は跡のみである。それでも弁慶水、武蔵坊跡、草野天平の「弁慶の飛び六法 勧進帳を観て」の詩碑があった。
 大津市の福王子(ふくおうじ)神社お参り。紀貫之を祀る神社との事。紀貫之は、平安初期の人。36歌仙の1人。古今集の撰者。比叡山に墓があった。
 福王子神社の近くに、大友黒主神社がありお参り。大友黒主(おおとものくろぬし)を祀ると言う。謡曲「草子洗小町」では、歌で、小町と争うが、ごまかす悪党で描かれている。紀貫之は、主催者側の役で出ている。(史実としては、小町、黒主は、紀貫之より古い時代の人 。黒主は歌以外は判らない人だ)
 大津市内の南滋賀町廃寺跡を拝見。近江神宮の北東約1km、志賀小学校の北の高台にある児童公園内に塔心礎が ある。大津宮跡や桓武天皇勅願の梵釈寺(ぼんしゃくじ)の跡とも言うが、確定出来ないらしい。この跡地は国指定史跡になっている。

 謡曲「竹生島」に「滋賀の都、花園・・・」とある。天智天皇の花園のことで、この辺りの高台らしい。

 近江神宮お参り。天智天皇を祀るが、昭和になって創られた。

 天智天皇は、飛鳥からここに遷都したが、壬申の乱で、子の大友皇子が負けた事もあり、荒れたままで放置されたようだ。

 

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