8 静岡 狩場の下馬桜 仁田四郎陣屋跡 曽我八幡宮 工藤祐経墓 曽我の隠れ岩 音無の滝 白糸の滝 陣馬の滝 畠山重忠の駒止桜 猪之頭八幡   

1992/05/30 作成 2003/05/09

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 富士宮市の曾我兄弟の旧跡を尋ねた。

 富士宮借宿(かりやど)、井出(いで)に、冨士の巻狩りの頼朝本陣跡がある。際に「借宿の下馬桜」。目通り8.5mの山桜の古木である。

 上井出に仁田四郎忠常(にったしろうただつね)の陣屋跡があり、其の際に、「曾我兄弟の霊地」の碑があり、兄弟の供養塔がある。ここは、曽我十郎が仁田四郎に討たれた所と言われている。

 また、近くに、曽我八幡宮があり、曾我兄弟、虎御前が祭られている。頼朝が作らせた社との事。

 同じく上井出に工藤祐経の墓がある。曾我兄弟が討ち果たした相手である。仇討ちは巻狩りの最後の晩だったが、当時、大騒動だったらしい。祐経は、この地に埋葬され、ひっそりと守られてきた。非常にひっそりとした小さな社があった。

 又、この西に、「曽我の隠れ岩」がある。敵討ちの前に隠れて密談した処との事。

 「曽我の隠れ岩」の東に、音無の滝。密談中、うるさいと怒鳴ったところ静かになったとの事。

 音無の滝の山1つ西に、白糸の滝。この滝の上流には川はない。すべて伏流水が吹き出ている滝だ。

 ここから数km程北の猪之頭に鷲鷹曽我八幡宮がある。曽我五郎が鷹が丘で処刑された時、鷹がその遺体の一部を持ってきた所との事。

 近くに、陣馬の滝。頼朝が巻狩りの一夜の陣を張った所と言う。桜の大木もある。これは、頼朝の家来の畠山重忠が、巻狩りの時、馬を繋いだ木。「畠山重忠の駒止桜」と言う。

 曽我尽くしでした。

 

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