14 元興寺 白毫寺 新薬師寺 春日大社 3月堂 2月堂 戒壇院

2000/08/06

能舞台の名所・旧跡へ    


 

narahigasi000806uneme.JPG (13621 バイト) 久しぶりの近鉄奈良駅。9時少々過ぎで、閑散とした店屋の並んだ人通りの少ない道を猿沢の池へ。北西の端に釆女神社。池の畔にこの釆女神社の「釆女祭り」のライオンズクラブの説明があった。まだ設置して日は経っていない様子。

 謡曲「釆女」は、旅僧の前に、帝の心変わりを恨んでこの猿沢の池に身を投げた釆女が里女として現れて、釆女のことを物語り、実はその釆女の幽霊と名乗り、池に入ってしまう。僧が池の畔で回向していると釆女が現れ、成仏を喜び、いろいろ語り、歌舞を奏して、また、池の中に入ってしまう、筋です。

narahigasi000806gennkou.JPG (11713 バイト) 元興寺を尋ねる。蘇我馬子、聖徳太子が、排仏派の物部氏を殺し、権力を握った時代のお寺さん。今は   僧坊の遺構のみであるが、国宝である。最古の甍が屋根に残っている由。始めてのお参り。

 白毫寺。椿、萩のお寺さん。暑さは盛期であるが、木陰には風があり、実に気持ちよい。ゆっくり休む。予定があってないいい加減な歩きは実に気分が良い。

narahigasi000806byakou.JPG (12841 バイト) 先の元興寺もこの白毫寺も、西大寺と同じ宗派であり、西大寺といろいろ関係があるようです。

 新薬師寺の薬師如来、婆娑羅大将をお参り。本堂もきれいになっていた。ここも萩がある。昼食をとり、入江泰吉さんの写真美術館による。

 志賀直哉旧居による。「暗夜行路」を書いた家。ここから謡曲「春日竜神」の、藤原氏の春日大社へ、「飛ぶ火の野守」の春日野を横に見て、薄暗い林の中を通りぬけ行く。お参りは省略し、3月堂へ向かう。

 3月堂は始めて。仏さんが乱立している感じだ。大きな仏さんである。建物と仏さんのほとんどが国宝とのこと。古い時代の物であり、よく今まで、残ってきたかと感心する。

 2月堂に登る。ここも始めてお参り。大きな建物である。

 戒壇院をお参り。唐の鑑真が、始めて戒を授けた場所とのこと。四天王がおわした。ここも大まかな感じのする所である。きんきらきんよりも落ち着いて安心する。

 予定にあった転害門は見送り。駅に向かう。暑い1日だった。 

 

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