37 鎌倉古道 桑実寺 観音正寺 近江商人屋敷 石馬寺   滋賀

19 km   2003/05/03

鎌倉街道へ 


 鎌倉街道から少し外れるが、繖山(きぬがさやま)周辺を歩いてきた。

 JR安土駅から田植え中の田圃の中を、字桑実寺(くわのみでら)へ。近くには、安土城、安土城博物館があるが、これは抜きにして繖山を登り始める。

 石段のきつい坂を登り、15分ほどで桑実寺に到着。いつもの息の切れないのんびり登坂の標高差150mほどだが、暑さで汗びっしょり。お茶をご馳走になり一服しお寺山と世間話をする。

 開創1300年の天台宗のお寺。南北時代の入母屋造り檜皮葺きの本堂。本尊の薬師如来お参り。虫干しのため、重文の桑実寺縁起絵巻が本堂隣の建物で公開されていた。

 石段の山道を30分歩き、観音寺城跡へ。中世以降の佐々木、六角氏の城として有名であるが、古代、朝鮮の白村江(はくすきのえ)で負けた後、全国に急遽建てられた、防御用の朝鮮式の山城の1つでもある。

 繖山頂上と観音正寺奥の院があるが、道と場所不明に付き、観音正寺へ。10分程で到着。

 火事で焼けた本堂は再建中、お参りする。

 石寺へ降りる。石寺に食堂があったと思ったが、全然無し。五個荘まで歩く事にした。山沿いの昔ながらの道を通り、清水鼻を経て、五個荘の町へ出た。

 五個荘、近江商人の屋敷の残る町。散策しながら、石馬寺(いしばじ)へ。

 聖徳太子のお寺お参り。「馬の寺」と言われている。聖徳太子が繖山近くに来ると馬が足を止めたので、馬を繋いで山に登り、辺りを見ると風光も秀麗で感激して山を下りると、馬が傍の池に沈み石になっていた。この奇瑞にお寺を建立して馬が石になった寺、石馬寺とした。

 本堂の隣に枯れた庭があった。

 JR能登川駅から帰る。

本日の歩いた概要図

 

 
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