11 日本坂峠 法華寺  静岡

16km   2003/02/27

低い山登り・峠越えへ


 

 静岡と焼津の間は400m前後の高さのある山があり、昔から難路だった。 旧東海道、鎌倉街道蔦、用宗大崩海岸の道はすでに歩いたので、今日は、日本武尊が歩いた日本坂峠を歩く事にした。

 資料が無かったので、静岡と焼津の市役所のホームページでお願いして、送ってもらった。

 両市とも、市民の健康増進、余暇活用などから、いろんな資料を揃えてあり、沢山送ってもらった。参考になりました。

 用宗駅から歩く事にした。町中に、持舟城と共に亡くなった将兵の供養塔があった。町の人達が面倒を見ていてくれている。

 新幹線の手前に、城山の梅園があった。花の盛りだった。

 小坂に、「御所の前」の石碑があった。日本武尊が滞在した地の碑。大化の改新の翌年(646年)に正式の官道として「ひむがしの海のみち」、東海道が制定されたと言う。

 道際に花立観音菩薩があった。天保3年からあり、日本坂峠越えの旅人の道中安全と、子供の無病息災に霊験あらたかな事で知られ、一般庶民にも長い間、信奉されてきた、と説明があった。

 みかんの農道が峠近くまで在り、山道は300m程で峠到着。

 雲が多く、富士山は見えなかった。 

 峠の際に、穴地蔵あり。お参りする。白い前掛けをしていた。花が沢山供えられていた。穴地蔵さんに手で触れていぼとりを祈願するといぼが取れるそうです。 いぼが治ったらお礼参りは穴あき石を拾って来て奉納するそうですが、穴あき石のない場合は丸い普通の石でも良いし、 石の代わりに花を奉納したり、お酒を地蔵さんにかけたりもよいそうだ。

 峠を下ると、法華寺。お参り。平安時代の仏像が在るとの事。

 花沢の里を下る。 みかんの無人販売所あり、貯金箱のお金入れに入れて、1袋、貰う。

 万葉歌碑。「焼津辺に我が行きしかば駿河なる阿倍の市道に逢ひし子らはも」 春日蔵首老

 水車小屋、 畑の菜の花。春が近い。

 東名、新幹線の日本坂トンネルの入り口を見ながら、東海道本線に沿って焼津へ向かった。

 昔、汽車で、静岡へ通学していた時、今の新幹線のトンネルを、弾丸列車のトンネルと言っていつも見ていた事を思い出した。
 

今日歩いた概要図

 

以    上        TOPへ戻る