3 祇王井川 御上神社 三上山 天保の熱 三上山全景 安土城趾   滋賀

1997/05/10 作成 2003/07/30

低い山登り・峠越えへ


 

 JR野洲駅から歩く。野洲町に祇王井川(ぎおういがわ)がある。平家物語で知られている、清盛に愛され、捨てられた祇王は、ここ野洲の生まれ。その祇王が、清盛に頼んで、三上山の麓の野洲川から水を引く、祇王井川を作ってもらったとの事。町の中をとうとうと流れていた。800年流れ続け、田圃を育てた。
 3kmほど歩くと三上山登山口の手前にある御上(みかみ)神社お参り。鉄を作る神さんを祀る古い神社。ご神体の三上山を背にして、総門、拝殿、本殿が、西向きに並んでいた。
 御上神社から 10分も歩くと登山口。急だが景色が見える表登山道を登った。
  40分ほどで頂上、標高432mに到着。見晴らしが良かった。俵藤太の百足退治の山である。昔は、良い目印の山だったと思う。帰りは裏道を降りた。
 天保の熱(ほとおり)あり。毎年、ここで天保義民祭が行われている。

 19世紀半ばの江戸末期、天保の飢饉に見舞われ、近江国天保一揆がおきた。野洲ではこれを天保義民と言っている。三上村庄屋土川平兵衛ら、行政組織の末端である庄屋が指導した。

 三上山を遠望。
 野洲駅に戻り、JR安土駅まで行き、安土城趾を尋ねた。 大手道に地図があった。百々橋口を登り、天守閣跡から大手道を下る事にする。
 安土城の堀に架かる百々橋を渡り、50段ほど石段を登ると石部神社あり。お参り。
  なお、石段を上がると、ハ見寺(そうけんじ)の山門がある。 特別史跡の安土城跡の中に残る数少ない建造物。安土城炎上の際に焼失を免れた。
 山門を潜ると、三重塔がある。安土城より古い物との事。移設されたらしい。本堂跡は西に向かって見晴らしの良い所だ。
 発掘作業が行われてい た。織田信澄、森覧丸の屋敷跡あり。
 黒金門、信長御廟、二の丸跡あり。
 本丸跡、台所曲輪。
 天守閣跡。五層七重の天守だった。
 大手道を下る。秀吉、前田利家の邸址があった。利家の写真は撮らなかった。
 

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