18 枚岡 枚岡神社 暗峠 生駒     大坂 奈良

19km       2006/10/14

低い山登り・峠越えへ


 

 日本の道百選にある、大阪と奈良を結ぶ国道308号線を歩いてきた。生駒山の峠が暗峠だ。標高455m。特徴は、国道308号線が、車1台漸く通る事が出来る狭い幅と急坂の道だ。昔から通行量のある、奈良街道である。

 いつものように、1番電車に乗り、新幹線で京都に出て、枚岡に、9時に着いた。

 駅の前に、枚岡神社あり。お祭りで賑やかだった。

 地元の人達のお参りが済んでから、本殿をお参り。

 奈良の春日大社と関係あるらしい。

 屋台。

 違う町の屋台は、形が違う。当たり前か。

 国道308号線。

 一方通行の規制が掛かっている。

 国道を現す、標識を注意してみて歩いたが、見損なった。

 街道供養塔あり。南無阿弥陀仏の石碑。

 勤成院の境内に、芭蕉の「菊の香に・・・」の句碑があるとのことですが、門が閉まっていて入れなかった。

 歴史道 暗越 奈良街道 の石碑。

 急坂で、ちょくちょく休憩。

 芭蕉の句碑。 「菊の香にくらがり登る節句かな」

 芭蕉は、元禄7年9月9日重陽の節句に暗峠を奈良に越えた。その時の句という。死の一ヵ月半前で暗峠を登るのはさぞつらかったであろうと思う。

 今日は菊薫る重陽の節句。暗峠を登るについてはその菊の香を頼りに暗がりを登る思いである。中国古来の風習では「登高」といって重陽の節句には皆近くの山に登ったというが、私はこうしていま暗峠を上っている。と言う意味とのこと。

 「禊 行場」と書かれた石碑があった。建物は、お寺のようだ。

 谷川に沿った、狭い土地にあった。

 不動明王の仏像あり。暗峠観音寺とサインあり。

 石碑がまとめてあった。道路改修などで、此処に集めたようだ。

 弘法の水と笠塔婆。

 湧き水は、マグネシウムなど含んだ硬水だそうだ。

 笠塔婆:鎌倉時代中期の阿弥陀如来像がある。笠を被った塔婆だったそうだ。

 地元の2人連れの叔父さん達に会い、喋っていて、阿弥陀さんを拝むことを忘れた。

 枚岡側の棚田。
 暗峠。

 国道308号線。相変わらず狭い山道だ。

 石が敷いてあった。20軒の旅籠があったという。今は、売店1軒のみ。

 ひだり:大阪側。

 みぎ:奈良側。

 石碑が県境。

峠の地蔵。
 売店1軒。土日のみ営業。

 コーヒーを飲み、しばし休憩す。

 生駒側の棚田。

 石碑が多くある。

 生駒側は坂は緩いが、長い。それに拡幅され、舗装されている。

 何年かたつと、大阪側もものようになるのだろう。

 よそものは、もったいないと思う。

 
 石仏寺。

 阿弥陀如来の秘仏がある。戸が閉まっていた。

 南生駒駅の近くに、酒作り工場があり、売っていた。

 洒落た感じの良い店だった。

 昼食を取る。12時半。

 3時間半の歩きだった。

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