2 鏡山 竜王宮 雲冠寺跡 近江八幡の町並み  滋賀

1997/05/05 作成 2003/07/29

低い山登り・峠越えへ


 

 竜王町の鏡山(かがみやま)(竜王山)標高385mに登った。竜王町の歴史の森散策道となっていた。鏡山は、新幹線、東海道線からも見えるが、特徴のない山のため、見逃す事が多いと思う。
 しかし、緑豊かな美しい鏡山は、鏡の街道を通る人々に心の安らぎを与えて来た。遠く万葉の昔より、数多くの歌人に愛され歌枕として詠まれてきた「鏡山」は和歌、俳句、漢詩に百余首を数えるそうだ。謡曲「滋賀」、「盛久」、「三井寺」、「第六天」、「朝長」、「松山鏡」に出てくる。
 JR近江八幡駅からバスで竜王スケート場まで、降りた後は、良く整備された登山道を登って行った。
 途中、こんめ岩があった。どのような意味のある岩か不明。
 頂上近くで、突然木製の鳥居出現。竜王宮(貴船神社)だ。竜王町の町名の語源にもなった龍王宮で、 田畑に水をうるおす雨の神様だそうだ。今でも雨乞いの行事があるとの事でした。
 頂上の展望は良かったが、かすみがかかり、遠くを見る事が出来なかった。
 雲冠寺跡(うんかんじ)は、天台宗の山岳寺院で、推古天皇の勅願所として、聖徳太子の創建した寺院だった。信長に焼き討ちされ、廃寺となった、と説明書きがあった。
 名神高速竜王ICのある字薬師の集落に降りた。
 近江八幡の近江商人の町を歩いた。電柱もなく、古い町並みがあった。
 掘り割りがあり水が豊富だった。琵琶湖の浅瀬を埋め立て、掘り割りも整備したのだろう。
 

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