10 石巻山、 大知波田峠、嵩山蛇穴 愛知 18km 2000/08/15
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豊橋北部の、かって勤務した事務所の近くにある石巻山は、結局、今まで登らず仕舞いでしたが、今回、ようやく、足が向いた。暑い盛りでしたが、歩いてきました。 豊橋駅から金田住宅行きバスに乗り、金田で降り、「石巻山自然歩道山頂まで50分」の標識のある登り口を登る。緩やかの登り。20分ほどで石巻山温泉の旅館の横に出、石巻神社鳥居を通りお参りを済まし、石巻山を目指す。 石巻山城址あり。南北朝時代のお城址との説明板があった。また、この山は、石灰岩の山で、石灰岩地帯植物群落として国の天然記念物に指定されているとのこと。 |
奥の院もあり、石巻の蛇穴(洞穴)、ダイダラボッチ(民話の巨人)の足跡(岩に足跡用の模様あり)あり。ダイダラボッチが昔、石巻山と本宮山をまたぎ、小便をして豊川が出来たと言われる。実際は、石灰岩塊の水蝕により出来た川である、と看板あり。 |
頂上付近は、はしご、くさりの岩場。358mの高さ、南は、豊橋の町、その向こうは三河湾。北は中央構造線に沿った三河の山々。霞んで見通しは悪い。汗を乾かし、暫し休憩。3組の仲間と会う。簡単な挨拶で、みなさんすぐ下山。30分ほど休む。 神社の鳥居まで降り、林道を東に、静岡県境へ向かう。坦々とした林道。まもなく、豊橋自然歩道の標識のある急坂の山道に入る。ひと登りすると大知波田峠(おおちばたとうげ)。南の多米峠からの道と交わる。曇りだして、浜名湖の眺望が利かず。 北へ坊が峰に向かう。途端に道が悪くなる。木のないところは、背の高さの熊笹。足下は、踏み重ねて生えていないので、足が動く方向へ歩く。周りが見えるので助かる。林の中は、灌木の張り出し、足下は深い草。 |
送電線鉄塔際の巨岩の富士見岩まで、力を入れて歩く。雲も低くなり、悪い道に体力を使い果たす感じ。 富士見岩に登り、昼飯を食う。汗びっしょり。雨がぽつぽつ降り出す。この岩からは、富士山が見えるのだろう。東の風が強くなり、急に寒く感じる。急ぎ北へ向かう。 相変わらず、雑草と灌木の生い茂る中を行く。途中、1人歩きの人、2人に行き会う。この先、熊笹が深いですよと教える。知っているようだった。 浅間神社に至る。雨はやんだが、また、降り出しそうだ。お参りして、坊が峰に向かう。 |
雨が降り出す。坊が峰をあきらめ、下山にかかる。途中、嵩山蛇穴(すせじゃあな)に寄る。ここも初めて。石灰岩の洞窟、今は奥行き70mとのこと。縄文時代の住居跡だそうです。 ここも言い伝えがある。蛇穴には、昔大蛇が住んでいた。明治時代落盤があってそれ以前ずいぶん奥まであったらしい。長野善光寺まで続いていた。また、埋蔵金があり、それを守る武士がいた、などと看板。 山を下ると、本坂トンネルの入り口。昔の姫街道にでた。もちろん、昔は、山越えだった。坊が峰まで行ったら、この姫街道を降りられたが。あらためて、この姫街道を静岡の三ヶ日まで歩いてみようと思う。 山を下りると、晴天。山は雲に隠れている。400m程度の山であるが、自然はなめては駄目だとつくづく思う。 嵩山のバス停で、次のバスを確かめる。2時間待ち時間あり。4kmほどあるが、昔の勤め先付近まで歩くことにする。 昔の勤め先は、目の前にあったが寄らずに、バスに乗る。バスの乗客は、相変わらず少なかった。 |
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