終わりに    1番・青岸渡寺から 33番・華厳寺まで、別格第1番から第3番まで

期間 2009/10/04〜2009/11/10  歩いた距離 565km

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・遍路の心構え

1 愚痴を言わない。文句を言わない。自慢をしない。少なくとも、口に出さない。

 西国巡礼に興味を示す人が、きわめて少なかった。愚痴を言う相手が居なかった。その分、自分なりに好きなように行動できた。間違っている道路情報も、素直に聞く事が出来た。

2 勝浦から田辺までの熊野古道山間部は歩こう。その他の箇所は、多少の交通機関の使用は許容する。

 熊野古道山間部は、台風で歩くのを止めたが、改めて出かけ歩いてきた。小雲取越、熊野那智大社から滝尻まで、完歩。

 歩く距離の見積もりが大部の差が出たことから、時間稼ぎのため、鉄道、バスを利用した。また、長い車道の道は、ついつい交通機関を使ってしまった。体力の衰えもあるようでした。無理はしないようにした。歩いた距離565km、予定の6割でした。

 全行程を歩けるのは、四国遍路のみと悟りました。西国は、自分の心構えも問題ですが、歩くように出来ていませんでした。当然かもしれません。

 次の奥の細道の歩き方は、見直すつもりです。

3 毎日、歩くこと。休日は、歩くことは止めないで、適当にとる。

 歩くことが、毎日の仕事であり、疲れを取って次の日に備えてきたので、休日も、楽に歩けた。体力が落ちても、この調整力は、健在のようでした。

・遍路の仕方

1 第1番〜第33番、別格1番〜3番の参道は、必ず、道に足跡を付けてくる。熊野大社三社は、お参りしてくる。

 お寺駐車場までバス利用 20番・善峰寺 25番・清水寺 番外花山院 26番・一乗寺 27番・園教寺 31番・長命寺  。 計6寺。

 11番・上醍醐寺は、焼けて醍醐寺に下りていました。直前まで知らないで居ました。

 32番・観音正寺は、再建されていました。

2 納経帳記帳

 西国三十三寺、別格三寺。東寺、道成寺。 計38寺。

3 服装 白衣は、袖無し上着のみ。遍路笠なし。杖。トレッキング靴。

 お寺では、白衣を着た人に会いましたが、白衣を知らない人が多かった。

4 酒は飲まないよう、最大限頑張る。食事は、宿の食事のみ。間食はしない。

 5日に一度くらい、飲んでしまった。歩いたあとのビールはうまい。

・宿について

1 原則、前日に決める。1軒しかない宿、公共の宿は、数日前に。

 3割ほど断られた。客が少ないので1人は止めない、と言う宿が幾つかあった。

2 相部屋を拒まない。

 ユースホステルは、完全な相部屋でした。

・西国巡礼

 完全に歩いている方が、1人おりました。天橋立YHで一緒になった方です。さすがに朝起きたらすでに出発していました。

 他は、すべて、自家用車か、交通機関使用でした。

 熊野古道山間部(那智から滝尻まで)は、1人は危険と見ました。

    終日、人家がない区間がある。

    ケータイがほとんど使えない。一部には、太陽電池の付いた緊急電話は設置してあった。

    垂直に近い斜面沿いの道があり、滑ったら50mは落ちてしまう。

    石畳で雨天時は滑る、などの理由です。

 

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