a 第８日目　　　　　２００９／１０／１１　（日）　

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　経路　　　　−塩屋町北塩谷−岩内王子−道成寺−蛇塚−田藤次王子−善童子王子−高家王子−内畑王子−馬留王子−沓掛王子−金魚茶屋−鹿ヶ瀬峠350m−河瀬王子−久米�ｱ王子−湯浅町湯浅泊−

　歩き距離　　　４３．５千歩　　　２８．３ｋｍ　　地図上距離　　　２９ｋｍ　　

　出発　７時　　到着　１６時　　晴れ　　すれ違ったお遍路さん　　０人

　宿屋　　　　一二三旅館　泊まりのお遍路　０人

　７：４０　道成寺 　お参り。

　すべて、閉まっている。納経所は、８時かららしい。

　どこかで見ていたらしく、納経所を開いてくれた。

　朱印を貰った人が、１人いたが、いつの間にか、居なくなった。

　本堂。

　三重塔と大宝殿。

　安珍塚。

　榁（むろ）の木は立ち枯れた大きな木の幹で、その横には生木がでている。

　鐘巻 （かねまき）の跡の石碑。

　二代目鐘楼の跡と安珍桜。

　この寺には、鐘はない。

　ここの土地の名。道成寺住所　和歌山県日高郡日高川町鐘巻１７３８。

　「鐘巻」という名前は、能「道成寺」の原曲名。

　「鐘巻」という言葉は、安珍が隠れた鐘を蛇に化身した清姫が巻いて焼き殺したという説話かららしい。

　安珍が焼き殺されたのが、この場所。

　善童子 （ぜんどうじ）王子跡。

　これから、鹿ヶ瀬（ししがせ）峠を越え、湯浅へ出る。

　高家（たいえ）王子 跡。左の道を行った所。

　今回は行かなかった。

　熊野古道の旧道。

　下りてくる、女２人の登山者とすれ違う。挨拶のみ。

　四ツ石聖跡 （よついしせいせき）地。

　２９回熊野詣でした後鳥羽上皇が休んだ場所という。（どこかで、３３回とあった気がする）

　爪かき地蔵 　お参り。

　弘法大師が、この地で人々の無事息災を祈り、爪で地蔵を刻んだという。近くに弘法井戸もあるという。

　地元のお祭り。 今から舞うから、と声をかけられて、しばらく待ったが、始まらない。

　プロポーションのいい娘がいた。

　見ずにスタート。

　金魚茶屋跡。

　茶屋で金魚を飼っていたという。

　鹿ヶ瀬峠への登り口。

　峠に登っているらしい人の車あり。

　題目板碑（だいもくいたひ）。

　室町時代のもの。

　小峠の表示。

　大峠まで、５００ｍ。

　１２：３０ 　鹿ヶ瀬峠　標高３５４ｍ。

　昼食。

　１人の登山者と行き会う。挨拶のみ。

　１３：１０ 　下る途中の関西電力の直流送電の送電線。初めて見る。

　風力発電の群。

　道標を兼ねた供養塔。

　江戸時代のもの。

　１５：１０ 　古道。

　紀伊国屋文左衛門（きのくにやぶんざえもん）の碑。

　紀伊国屋文左衛門は、ここ湯浅町別所に生まれた。

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b 第９日目　　　　　２００９／１０／１２　（月）　

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　経路　　　−湯浅町湯浅−逆川王子−糸我峠190m−糸我王子−得正寺−山口王子−爪書王子−蕪峠350m−蕪坂塔下王子−一壺王子−橘本王子−地蔵峰寺−藤白坂越え−藤白王子− 海南（鉄道）−紀三井寺−２番・紀三井寺−和歌山市紀三井寺泊−

　歩き距離　４３．５千歩　２８．３ｋｍ　　地図上距離　２５ｋｍ

　出発　７時　　到着　１６時　　晴れ　　すれ違ったお遍路さん　０人

　宿屋　　　　ＢＨ圭　　泊まりのお遍路　０人

　７：５０ 　弘法井戸。

　弘法大師が杖で地面を突くと水が湧いたという。

　逆川 （さかさがわ）。

　紀州の川は、東から西に流れるが、この川は東に流れる。

　８：００ 　逆川王子　お参り。

　歌碑。

　きき渡る名さえうらめし熊野路や逆様川の瀬をいかにせん　　藤原為家

　飛びちかふ宵のほたる光にて逆様川の瀬とはしらるる　　源　淳国　　

　夫木抄　　鎌倉後期の私撰和歌集。36巻。藤原長清撰。延慶3年（1310）ごろの成立とされる。万葉集以後の家集・私撰集・歌合わせなどの撰から漏れた歌1万7000余首を、四季・雑に部立てし、約600の題に分類したもの。夫木和歌集。夫木集。

　歌碑。

　足代（あて　土地の名）過ぎて糸鹿（糸我）の山の桜花散らずもあらなむ帰り来るまで 　読人不詳　　万葉集　7-1212

　雲雀 （ひばり）山得生寺（とくしょうじ）。別名「中将姫寺」。

　寺の東に、雲雀山あり。

　８世紀、時の右大臣藤原豊成の娘として生まれた姫は、１３歳のとき、継母のねたみを受け３年の間雲雀山に隠れ住んだ。

　その時、姫を討つように命じられた伊藤春時は、かえって姫の人柄にうたれ、妻と共に姫に仕え、真砂寺で剃髪し、法名を得生、妻は妙生と名づけこの地に庵を結び安養庵と称し、後に一寺を建て、春時の法名にちなんで得生寺と号した。

　その後、姫は１５歳の春、熊野詣の帰りに雲雀山へ狩りにきた父と再会し都に戻り、１７歳のとき、当麻寺で出家し、２９歳でその短い生涯を閉じた。

　爪書 （つめがき）地蔵　お参り。

　太刀の宮（たちのみや）　お参り。

　紀の国の昔弓雄（さつお）の鳴り矢もち鹿（か）取り靡（なび）けし坂の上にぞある 　持統・文武天皇紀伊の国行幸の時従者の詠んだ歌　　万葉集　9-1678

　安太（あだ）へ行く小為手（さいで）の山の真木（まき）の葉も久しく見ねば蘿生し（こけむし）にけり 　読人不詳　　万葉集　7-1214

　下津（しもつ）の橘本（きつもと）土橋跡。

　この加茂川に土橋が掛かっていた。

　橘本（きつもと）王子を見つけ損なった。

　１３：２０ 　地蔵峰寺（じぞうぶじ）　お参り。

　藤代（ふじしろ）峠　標高３００ｍ。

　トイレ横を下れば、冷水浦（しみずうら）駅へ。

　投げ松、筆捨（ふですて）松。

　天皇が、王法の�髀ｹを祈念して、松に印して、筆を谷に投げたという。

　昔、絵師が童子と絵を描くのを競った。絵師は、負けて筆を捨てたという。童子は熊野権現という。

　藤白 （ふじしろ）坂を下る。

　すずり石。

　紀伊徳川家が、熊野古道伝承遺跡の筆捨松にちなみ、自然の岩に硯を彫らせた。

　１４：４０ 　ＪＲ海南駅。

　少し遅れたので、電車で挽回。　

　ＪＲ海南駅〜ＪＲ紀三井寺駅　６ｋｍ　電車使用。

　１５：１０ 　第二番　救世観音宗　紀三井山金剛宝寺（きみいさんこんごうほうじ）　紀三井寺

　十一面観世音菩薩

　お参り。

　楼門。

　本堂と大師堂、多宝塔。　

　１番札所から、順調に歩いて、１８１ｋｍ。

　今回は、台風もあり、歩き省略、電車列車の乗り継ぎを含めて、９日目の２番札所。

　境内に芭蕉句碑。

　見あぐれば桜しもうて紀三井寺　芭蕉

　四国遍路の後高野山に向かい、船で和歌山に着き 必死に宿を探したことを思い出した。

　明日は、和歌山市内は通らずに、粉河に向かう。

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c 第１０日目　　　　　２００９／１０／１３　（火）　

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　経路　　　　−和歌山市紀三井寺−竈山神社−地蔵寺−紀ノ川−船戸（鉄道）−粉河−３番・粉河寺−粉河町泊−

　歩き距離　３２．３千歩　２１ｋｍ　　地図上距離　３２ｋｍ　　

　出発　６時半　　到着　１５時　　晴れのち曇り　　すれ違ったお遍路さん　０人

　宿屋　　　　三笠旅館　　泊まりのお遍路　０人

　７：００ 　三葛（みかずら）塩舟船出の地。

　江戸時代、製塩業が盛んで、ここから川舟で積み出された。

　７：１０ 　三葛嶺（みかずらとうげ）（三昧道（さんまいみち）とも）。

　土地の人たちが仏ゆかりの土地として「さんまい」と呼び合った霊地。

　火葬場があり、粉河寺（こかわでら）参詣道で賑わった。

　かけてみん御かつら山の峠かな　　蓮如上人

　南無阿弥陀仏の碑。

　空海の自筆。利剣（りけん（魔除け文字））の碑だそうです。

　道標（みちしるべ）地蔵尊。

　台座に、右粉河道　左和歌山道とあり、巡礼の道中の安全祈願、行き倒れの供養とした。

　熊野古道。

　赤の矢印は熊野古道の案内。

　８：３０ 　道標。

　右こかわ道と表示。

　１３：００ 　ＪＲ船戸駅、ＪＲ粉河駅。

　ＪＲ船戸駅〜ＪＲ粉河駅　約７ｋｍ　電車に乗る。

　１３：４０ 　第三番　粉河観音宗　風猛山粉河寺（かざらきざんこかわでら）

　千手千眼観世音菩薩

　お参り。

　粉河寺庭園。

　仏足石。

　歌碑。

　粉河寺遍路の衆の打ち鳴らす鉦鉦きこゆ秋の樹の間に　　牧水

　句碑

　ひとつ脱いで後に負ひぬ衣がへ　　芭蕉

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d 第１１日目　　　　　２００９／１０／１４　（水）　

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　経路　　　　−粉河町−大和街道−粉河（鉄道）−笠田（バス）−東谷−定福寺−八坂神社−七越峠茶屋−七越峠900m−三国山−４番・施福寺（梶尾寺）−河内長野泊−

　歩き距離　３１．８千歩　２０．７ｋｍ　　地図上距離　２８ｋｍ　　

　出発　７時　　到着　１６時　　晴れ　　すれ違ったお遍路さん　　０人

　宿屋　　　　河内長野ＹＨ　　泊まりのお遍路　０人

　７：４０ 　粉河寺参道の町並み。

　ＪＲ粉河駅〜笠田（かせだ）駅　電車使用。

　笠田駅〜東谷バス終点　かつらぎ町コミュニティーバス使用。客１人。料金は１５０円。

　９：１０ 　東谷バス停留所。

　常福寺への道を間違え、車道を歩いてしまった。距離は３倍以上あり。

　柿の加工工場にて、道を聞く。丁寧に教えてくれ、ついでに、商品の柿をくれた。ありがたく頂戴した。

　ここ大久保の集落を過ぎると山道。三国山で、絶対、右へ曲がってはいけない、尾根を行け、と念を押された。遭難事故があったという。

　柿は、かつらぎ町の特産品。皮をむいて乾燥してあり、うまかった。

　１０：１０ 　常福寺　お参り。

　八坂神社　お参り。

　１１：１０ 　七越（ななこし）峠。標高８８０ｍ。

　紀州、泉州の境の峠。茶屋が幾つかあったという。

　熊野にまいりけるに、七越の峯の月を見て、詠みける

　立ちのぼる月のあたりに雲消えて光重ぬる七越の峰　 　西行　山家集1403

　１１：４０　三国山 （みくにやま）。

　絶対右に曲がるなという、分岐道のある所。

　標識を見落とすと、右に行ってしまいそうな箇所。

　ここから、山道。

　１４：２０ 　第四番　天台宗　槙尾山施福寺（まきのおさんせふくじ）　槙尾寺

　千手千眼観世音菩薩

　お参り。

　大久保を過ぎて、お寺に着くまで、１人も会う人無し。半分舗装道であり、標高９００ｍの山道、不安のない道だった。

　東梶尾川沿いの参道。

　料金のいらない駐車場あり。だたし、１ｋｍの山道。

　ここを登る人に会う。

　１５：３０ 　府道６１号堺かつらぎ線　塩降トンネル。

　滝畑第２トンネル。

　塩降トンネルは、幽霊が出るそうですね。沢山の記事がありましたが、私は、全然そんな気はしませんでした。

　１６：３０　河内長野ユースホステル到着。

　宿泊は１人のみ。食事はなし。

　今日は、粉河から、すべて歩く予定であったが、山の登り口東谷まで、バスなど使った。歩いていたらここへは到着できなかったと思われる。

　ユースホステルは、初めて泊まる。シーツ枕カバーを貰い、取り付け、取り外しは自分の仕事。

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e 第１２日目　　　　　２００９／１０／１５　（木）　

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　経路　　　　−河内長野−河内長野（鉄道）−古市−大和街道−日本武尊陵−道明寺−５番・葛井寺（ふじいでら）−藤井寺泊−

　歩き距離　２９．６千歩　１９．２ｋｍ　　地図上距離　２３ｋｍ　　

　出発　７時半　　到着　１５時　　晴れ　　すれ違ったお遍路さん　　０人

　宿屋　　　　旅館千成屋　　泊まりのお遍路　０人

　７：４０ 　河内長野ユースホステル。

　昨夜の食事処　フードカフェ　リラックス。

　 ９：３０　烏帽子形（えぼしがた）八幡神社　お参り。

　ここの山頂に、烏帽子形城があった。楠木正成が作ったともいわれている。

　 ９：４０　京都と高野山を結ぶ、高野街道は、河内長野を通っていた。

　造酒屋。文化庁の重要文化財。

　１０：００ 　南海　河内長野駅　近鉄　河内長野駅。

　１０：４０　近鉄　古市（ふるいち）駅。

　近鉄　河内長野駅〜近鉄　古市駅　電車使用。

　古市から歩く。

　 羽曳野市誉田（こんだ）　応神天皇陵。

　外堀まで行けなかった。

　１３：００ 　道明寺（どうみょうじ）　お参り。

　菅原道真の祖先の豪族、土師（はじ）氏の氏寺土師寺だった。

　土師氏も外来の人。

　木げん樹があり、その実で数珠を作ると、ご利益があるという。謡曲「道明寺」は、そのご利益をあつかった内容。

　「げん」は木偏に「患」の旁（つくり）です。どこかにあったが、見つけられなかった。　道明寺木げん樹

　道明寺天満宮　お参り。

　道明寺　句碑。読めず。

　道明寺天満宮　句碑。

　青梅や　餓鬼大将が　肌ぬいで　　一茶

　近鉄　道明寺駅。

　近鉄　藤井寺駅。

　１４：２０ 　第五番　真言宗　紫雲山葛井寺（しうんざんふじいでら）

　十一面千手千眼観世音菩薩

　お参り。

　南大門　本堂。

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f 第１３日目　　　　　２００９／１０／１６　（金）　

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　経路　　　　−藤井寺−天皇陵−古市（鉄道）−壷阪山−沢市お里菩提所−６番・南法華寺（壷阪寺）−壷阪寺（バス）−壷阪山（鉄道）−橿原神宮−橿原神宮泊−　

　歩き距離　１７千歩　１１．１ｋｍ　　地図上距離　３３ｋｍ　　

　出発　９時　　到着　１５時　　晴れ　　すれ違ったお遍路さん　　０人

　宿屋　　　　好生旅館　　泊まりのお遍路　０人

　９：００ 　道標。

　古市駅まで歩く。

　 ９：３０　仁賢（にんけん）天皇陵。

　この辺りの陵は、５世紀以前の古い天皇陵が多い。

　近鉄古市駅〜近鉄壷阪山（つぼさかやま）駅　電車使用。

　１１：３０ 　近鉄壷阪山駅。

　高取町土佐の漢方薬の店。

　お里・沢市菩提所。お里・沢市は、ここ土佐の住人で夫婦仲がよかった。

　盲人開眼の「壺坂霊験記」の主人公。

　壷阪寺まで、歩く道があったが、すべて、自動車道を歩いてしまった。

　１３：００ 　第六番　真言宗　壷阪山南法華寺（つぼさかさんみなみほっけじ）　壷阪寺

　千手千眼観世音菩薩

　お参り。

　仁王門　礼堂　八角円堂（本堂）。

　近鉄壷阪山駅〜近鉄橿原神宮駅　電車使用。

　今日の泊まりは、壷阪寺近くを予定したが、１人のため、断られた。　橿原神宮駅前に変更した。

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g 第１４日目　　　　　２００９／１０／１７　（土）　

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　経路　　　　−橿原神宮（バス）−岡寺−７番・龍蓋寺（りゅうがいじ　岡寺）−明日香資料館−山田寺跡−安部寺跡− 桜井（鉄道）−長谷寺−番外１・法起院−８番・長谷寺−桜井市初瀬泊−

　歩き距離　２０．８千歩　１３．５ｋｍ　　地図上距離　２２ｋｍ　　

　出発　７時半　　到着　１５時　　曇りのち雨　　すれ違ったお遍路さん　　０人

　宿屋　　　　吉野館　　泊まりのお遍路　０人

　９：２０ 　第七番　真言宗　東光山岡寺龍蓋寺（とうこうさんおかでらりゅうがいじ）　岡寺

　二臂如意輪観世音菩薩

　お参り。

　仁王門　本堂。

　境内の歌碑。

　君が目に永遠に消ざらむふるさとのあすかの丘の夕月の色　　利文

　１０：３０ 　飛鳥資料館　見学。　老人は無料。

　第一展示室　万葉集、宮殿、石像物、古墳、寺院の説明。

　第二展示室　山田寺。

　資料館前で、昼食。

　山田寺へ。

　１２：００ 　桜井市に入る。

　山田寺跡。

　１３：２０ 　ＪＲ桜井駅、近鉄桜井駅。

　近鉄桜井駅〜近鉄長谷寺駅　電車使用。　

　１４：２０ 　西国巡礼開祖徳道上人霊廟　真言宗　豊山法起院（ぶざんほっきいん）

　徳道上人

　お参り。

　ご詠歌　極楽はよそにはあらじわがこころ　おなじ蓮（はちす）のへだてやはある　　徳道上人

　極楽は遠くにあるものではない。あなたの心の中に求めなさい。この世に咲く蓮の花と、あの世に咲く蓮の花とはともに同じ蓮の花。決して違うものではない。

　１４：３０ 　第八番　真言宗　豊山長谷寺（ぶざんはせでら）

　十一面観世音菩薩

　お参り。

　仁王門。

　１５：００ 　額田王の歌碑。

　三諸(みもろ)の山見つつゆけ我が背子がい立たせりけむ厳橿(いつかし)が本

　　　額田王　万葉集1-9

　三諸(みもろ)の山　三輪山　　い立たせりけむ　お立ちになったであろう　　厳樫が本　神々しく厳(いか)めしい樫の木の根もと。

　宿の親父と話している時、上醍醐寺が焼けて無くなっていると初めて知った。ただ、上醍醐寺がどこにあるのか、山の道は歩けるのかは、全然、判らなかった。

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